涼しい風を送り出してくれるわけではありませんので、扇風機の効果は期待できませんが、話を簡単にするために
空気清浄機(くうきせいじょうき)とは扇風機に空気をきれいにする部品がついたもの
と考えてください。
汚れと空気が入ってきて、きれいな空気だけを出すわけですから、汚れが空気清浄機内にどんどん溜まっていきます。
この
汚れを溜める場所がフィルター
になります。
汚れは、ホコリ、臭い、ばい菌やウィルスのこと
です。なので、空気清浄機を買う場合のコツは基本的には3つです。
1.どれだけ汚れを取り除けるのか
2.フィルターは洗えるのか取り替えるのか
3.危険なことは無いのか
1.どれだけ汚れを取り除けるのか
空気以外のものをどれだけシャットアウトできるか
がポイントですが、ほとんどの製品が
シャットアウトできるのはホコリだけで、臭いは活性炭で吸着させるかイオンで分解させ、ばい菌やウィルスはオゾン(活性酸素=有害)を発生させて死滅させる
方法を取っています。中国からの大気汚染物質で最近問題になっている
とても小さなホコリ(PM2.5)をシャットアウトできる製品はほとんどない
という状況です。
買い替えを検討されている方はPM2.5の対応製品が出るまで待つ
のが得策でしょう。
2.フィルターは洗えるのか取り替えるのか
残念ながら、フィルターは取り替え方式しかありません。
ホコリを集めるフィルターはタバコの煙も逃がしませんよというヘパ(HEPA)フィルターが主流ですが、毎年交換が必要です。メーカーによっては10年交換不要のフィルターもありますが、
求める集じん機能とフィルターの交換代に購入費を加えた合計額で決める
しかないでしょう。脱臭フィルターや加湿や除湿フィルターの付いた空気清浄機もありますが、集じんフィルターと同じ方法で購入する製品を決めてください。
3.危険なことは無いのか
殺菌のために発生するオゾンが部屋に充満して健康被害を訴える事例もあるようですから、
オゾンを使うタイプを購入する場合には、空気清浄機からどれだけ離れていれば安全なのかを必ず確認
してください。
オゾンは酸性漂白剤のような刺激臭がありますので、使用時に臭いがするようなら注意
が必要です。
扇風機の風切り音が気になる方には、
音の無い電気(イオン)式の空気清浄機がありますが、集じん力が落ちますので使用する部屋の広さに応じて選択
してください。
加湿フィルターが付いている場合にはカビや臭いの発生源になりやすいので、こまめな手入れが必要
です。
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