ダニ退治の時期
気密性が高く、一年中暖かい室内はダニの温床
です。このため、
乳幼児を中心にダニに咬まれる被害
が増えています。
蚊に刺されたような赤い点々がいくつもあり、赤みやかゆみが数日経っても消えない症状が家族に出た場合は、ダニ退治の時期
だとお考えください。
この状態を放っておくと、家族がダニの死骸に対するアレルギー反応を起こし、アトピー性皮膚炎、慢性鼻炎(蓄膿症)、気管支喘息になります。
ダニ退治の場所
ダニは1ミリ以下なので目では見えない
と思ってください。見えない相手との闘いになります。
温度、湿度、エサ(フケ・アカ・カビ)の三拍子揃った場所で繁殖しますので、
寝床、絨毯やカーペットや畳、ホコリがたまりやすい部屋の隅
に駆除対策が必要です。
ダニ退治の方法
1.部屋の隅にホコリがたまり始める前に掃除機をかけてください。ダニは掃除機だけでは駆除できませんので、次の2と3を必ず実行してください。
2.ベッドのシーツや毛布、枕カバーはこまめに洗濯、日干しをしてください。付着しているダニは死滅します。
3.寝床、絨毯、カーペット、畳の下にはダニを捕獲して逃がさない駆除シートを敷いてください。殺虫成分を使わないタイプを使うことで、家族の健康を守ります。
ダニ退治がうまくいかない場合
上記1から3の方法で家族の症状に改善が見られない場合は、
ダニを殺す方法しかありませんので、人体にも影響のある薬品類を使う
しかありません。具体的には
殺虫成分を煙にして部屋に充満させる
方法です。
ただし、この方法は危険で、はた迷惑な方法になりかねません。殺虫スプレーや化粧品スプレーを使った直後に使用して爆発火災を起こしたり、煙で火災報知器が鳴ったり、部屋に残った殺虫成分が家人の口に入り体調を崩したりといった事故が報告されている
からです。
使用上の注意をよく読み、自信の無い人は使わないでください。
ダニ退治のコツ
どのような方法を使っても、
ダニを完全に駆除することは不可能
です。したがって、
ダニ退治は一年を通して継続していくことがポイント
です。できれば、6月から9月はダニの繁殖期ですので、
繁殖期前に駆除を開始することが、繁殖期に荒療治をしなくてすむコツ
といえます。
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